アパートの外装リフォームをする方法とは?リフォーム中の注意点や苦情についてもご紹介

アパート経営のオーナー様はいろんな方が住まわれているアパートを管理し、住民の皆さまが心地良い生活をして頂くために、いろいろな面で悩まなくてはいけない問題があると思います。

その中でも今回詳しくご紹介していこうと思うのが、アパートの外装リフォームについてです。

ポイントはココ

アパートを新築した際は外見もキレイで入居希望者もたくさんいらっしゃると思いますが、築年数が経過するとともに、

  • 外壁の色褪せや剥がれ
  • サビなどが目立ってくると入居中の方からしてもキレイにしてほしいと要望が出たり
  • 入居希望者が減ったり

とアパート経営の方にも影響が出てきてしまうでしょう。

アパートの住民の方が気分よく生活をしてもらえて、入居希望者もいる状態を保つために外装をキレイにするのは大切なことです。

この記事ではアパートの外装リフォームの方法や、外装をリフォームする際の注意点などについてお話ししていきます。

目次

アパートの外装をリフォームする方法

アパートの外装リフォームの方法は大きく分けて二つあります。

  1. 外壁を塗装し、色褪せや剥がれ、サビなどをキレイにし、防水効果などをもたせる方法
  2. 大規模に外壁を撤去し張り替える方法

この大規模にリフォームする方法は、入居者様がいる場合は一度仮住まいなどに転居してもらわないといけないなどのことがあるため少し難しいので部分的に補修をしていく方法がよいと思います。

ですので、今回アパートの外装リフォームの方法は、外壁の塗装と外装の部分的補修についてご提案していきます。

①外壁全面塗装について

アパートの外壁全面塗装について木造2階建てのアパートとで必要となってくる費用や色について詳しくご紹介していきます。

2階建てアパート6室 1室がLDK 外壁の総面積が約380m2の場合に塗装でかかってくる費用は以下の通りです。

使用する塗料によってかわってくるので一般的に使用される3種類の塗料で比較してみました。

スクロールできます
① シリコン塗料1㎡につき3000円程度 380㎡の場合約1,140,000円必要となってきます。シリコン塗料の特徴は、汚れにくく劣化原因となる紫外線にも強いことから外壁塗装で一番選ばれている塗料といえるでしょう。耐用年数は7~15年です。
② フッソ塗料1㎡につき3800円程度 380㎡の場合約1,444,000円必要となってきます。フッソ塗料の特徴は、耐久性がとても優れている。防水性にも優れているため橋などの塗装にも使用されます。耐用年数は、12~20年です。
③ セラミック塗料1㎡につき4000円程度 380㎡の場合約1,520,000円必要となってきます。セラミック塗料の特徴は、耐熱性が強く、劣化の原因となりやすい紫外線にも強く汚れにくいです。耐用年数は、10~25年です。

コストパフォーマンスからいって一番使われることが多い塗料がシリコン塗料ですが、アパートなどでリフォームをするのが難しい場合は、耐用年数の長いタイプ塗料を選ぶのもひとつの方法かと思います。

塗装に関しては上記の値段になってきますが、他に外部足場なども必要となってきますのでこれらの金額より+50万円程度は必要となってくると思っていてください。

②外壁部分補修について

外壁の全面リフォームするほど劣化はしていないのだけど一部色褪せや剥がれが目立つから補修したいななどと考えられるオーナー様多いと思います。

そういった場合は、全面ではなく補修したい面だけを、北面、南面といった一面だけを補修する方法をご提案します。
一面だけですと、仮設足場を全面囲う必要もありませんし、工事期間も短くすみます。

一面だけ、塗装しても他の面とおなじような色でを作成し塗ることも出来ますし、一面だけ違う色で塗っても建物のアクセントとしておしゃれな感じで仕上げる事もできます。

リフォームは費用もかかるし時間もかかる、入居者様へのストレスの負担もかかるなど思われる場合は一面だけの部分補修をおすすめします。

アパートの外装リフォームする時の注意点


アパートの外装をリフォームする際、とくに全面的に外装を塗装しようとする場合は、クレームや苦情といった問い合わせがあったり、時にはトラブルの発生へとつながっていくことが多いでしょう。

どういった時にクレームやトラブルが発生するのかなどを詳しくご紹介していきたいと思います。

アパートの外装を全面的に塗装する場合、アパート全体をまずは仮設の足場でぐるりを囲います。
これは、外壁を塗装する際に職人がそこに登り高いところから手の届きにくいところまで、塗装していくのにしかたないものなのです。

ですがこの足場、設置してみると足場に囲われた中の建物での生活にはかなり邪魔になってくると思います。

物の出し入れが足場が邪魔になりしにくくなる、足場材にぶつかる、子供がいる場合、子供たちにとってはとても危険なものになってくるからです。

そういったことから、足場の設置をしただけで、苦情やクレーム、トラブルが発生することは少なくないのです。

そして、塗装する際に塗装しない窓やドアなど塗料では汚してはいけないところを、養生(汚れないように保護)していきます。

仕事をする側からしたら必要なことなのですが、外部から窓を塞がれると窓の開閉が無理だとか、ビニールのシートで覆ったりするので、風がふいたりするとバタバタと音がしたりします。

こういったことから、普段何気ない音でも気になってしまうと耳についてしまい我慢が出来なくなってしまうこともあり、苦情やクレームへとつながってしまうのです。

そしてこの養生をしているシート一日では外すことはできないため夜もしている場合があるかもしれません。
そして塗装の場合どうしても匂いが、塗装の匂いが原因になることが多数あります。

塗装の匂いはどうしても慣れない人にはきついものがあり、足場で建物のぐるりと周囲を囲まれ空気の換気が悪い状態になってしまっているため匂いがこもりやすい状態になっているはずです。

そういった場合入居者の方の部屋の中にも匂いが流れていき部屋にいるのが苦痛になってくるでしょう。

そういった場合のクレームが多いとおもいます。

アパートの外装を全面的に塗装する際などに起こりうるクレームや苦情、トラブルについて上記でご紹介してきました。

アパートで心地よく生活してもらうために、劣化した部分などをリフォームしようとしているだけなのですが、入居者様の生活していく上でのストレスになってしまってはよくありません。

アパートの外装を全面的にリフォームする際に工事期間少しでも短く出来ないかをリフォームする業者の方たちに相談してみてください。

工事期間短くするということは、足場の設置期間が短くすみ、塗装ための養生されている期間短くすみ、匂いがする期間も短くすむのです。

少しの期間であれば、入居者方たちも自分たちの住むアパートが綺麗になるのはとても嬉しいことなので協力してくれるはずです。

アパート経営のオーナー様たちは、リフォームを考える時はまず入居者様たちのことを一番考えてストレスのない生活を送りながらリフォームを進める方法を検討して下さい。

まとめ

今回はアパート外装のリフォームについてご紹介してきました。

築年数が経過してしまうと、どうしても建物に生じてします劣化、この劣化を止める方法はありませんが、きちんとした時期に建物のメンテナンスとなるリフォームなどをしてあげると長い年数生活していけるアパートとなります。

リフォームの検討はとても重要なことだと思います。

住宅のリフォームと違いアパートの場合はたくさんの入居者様がいらっしゃいます。
入居者様の生活に支障が出るようなリフォームではなく、入居者様ファーストのリフォームを検討していきましょう。

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