古い家のお風呂をリフォームしよう! タイミングや費用について解説

古い家でタイル張りのお風呂を使われている方は、寒さやお掃除のしにくさに悩まれているのではないでしょうか。
その悩みを解決するためにリフォームをしましょう。

この記事では、古い家のお風呂をリフォームする費用や注意する点について解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

古い家のお風呂とは?

古いお風呂とは

モルタルで下地をつくり、タイル張りで仕上げたお風呂のことです。
ユニットバスが普及する前に一般の住宅で採用されていた工法で在来工法と呼ばれます。

業者によって在来風呂と呼ぶこともあります。

断熱材が入っていないことが多く、冷たい空気がそのままお風呂の中に伝わるので寒く、長年使っているとタイルや目地が割れたり、カビが生えたりと手入れがしにくいなど、家の中でも最優先でリフォームを検討する箇所となります。

古い家のお風呂をリフォームするタイミングは?

古いお風呂のリフォームを検討したほうがよいタイミングはいつでしょうか。

古いお風呂なので、いつでも思い立ったときにリフォームを検討してよいともいえますが、劣化状況から判断することができます。

タイル張りの古いお風呂にみられる主な劣化症状は以下のとおりです。

劣化症状の一例
  • タイルが割れている
  • 浴室の入口がフカフカする
  • 蟻を見かける


一つづつ見ていきましょう

タイルが割れている

劣化症状として分かりやすいのがタイルの割れです。
地震などの影響によって、壁の動きに耐えられなくなったタイルや目地が割れることがあります。

割れたところから水が侵入すると内側にある柱や土台など建物の構造部に悪影響が出ます。
腐って支えることができなくなったり、水分を含んだ木材を好むシロアリが発生します。

見た目の悪さだけでなく建物にとって大切な構造部にまで悪影響が出る可能性があるので、タイルや目地の割れがあるときは、お風呂のリフォームを検討しましょう。

浴室入口の床がフカフカする

浴室入口の床がフカフカしているのであれば、リフォームを検討するといいでしょう。
入口の床というのは洗面脱衣室側の床になります。

お風呂側から漏れた水が床の構造部に悪さをした結果、床がフカフカしている可能性があります。
お風呂からの水漏れが原因と考えられるので、被害が拡大する前にリフォームを検討するようにしましょう。

ライフスタイルが変化する

家族構成の変化やご自身の健康状態の変化などライフスタイルが変化したときもお風呂のリフォームを検討する時期といえます。

使い勝手の悪いお風呂では、毎日の生活の負担になります。

できれば年齢を重ねて体が不自由になる前に、将来を見越して体力があるうちに使い勝手の良いお風呂へのリフォームを検討するといいでしょう。

古い家のお風呂をユニットバスにするメリットは

画像引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/lidea/case/type-h/#anchor01

古いお風呂をリフォームするのであれば、ユニットバスにすることをおすすめします。


ユニットバスにすることで使いやすいお風呂になります。ユニットバスにするメリットを知って、古いお風呂をユニットバスにリフォームしましょう。

ユニットバスにするメリットは以下のとおりです。

温かいお風呂になる

ユニットバスにすると温かいお風呂になります。
古いお風呂で寒さに悩まされているのであれば、その悩みは解決します。

在来工法の時と違い、ユニットバスと建物の間に空気層ができるので、直接浴室内に寒さが伝わらなくなります。

壁パネルや床面に断熱材がつけられている商品もあり、合わせて浴室暖房を設置すれば寒さ対策は万全です。

手入れしやすいお風呂になる

ユニットバスにすることで、手入れしやすいお風呂になります。

色々なメーカーのユニットバスがありますが、どのメーカーのどの商品を選んでも、お掃除がしやすい工夫が施されています。

汚れが落ちやすい浴槽や床材、商品によっては自動で浴槽を洗う機能があるものもあります。
また、お風呂内の乾きも早いので、カビも生えにくくなります。

バリアフリーなお風呂になる

ユニットバスにすることでバリアフリーのお風呂にできます。

一般的にユニットバスを設置するときは、洗面所の床面とユニットバス内の床面の高さを合わせるので、洗面所と浴室入口の段差はなくなります。

入口を引戸にして出入りをしやすくしたり、必要な個所に手摺を設置することができるので、高齢の方にも使いやすいお風呂にすることができます。

費用と工事日数について

お風呂のリフォーム工事にかかるおよその費用と工事日数について紹介します。

費用については、ユニットバスの商品代によって大きく変動するのでご注意ください。

具体的にリフォームを検討するときには、専門業者に見積りを依頼するようにしましょう。

在来工法の浴室からユニットバスに交換

工事費用:90万円~ ※上限はユニットバスの商品代により変動します。

工種主な工事内容費用の目安
解体工事お風呂の解体処分、養生、片付けなど25万円~35万円
給排水配管工事給水管、排水管の配管、接続工事など5万円~10万円
電気工事換気扇のダクト配管、照明の配線工事など3万円~5万円
左官工事ユニットバス設置用土間打ち3万円~5万円
大工工事入口周りの壁下地工事など3万円~10万円
内装仕上げ工事クロス仕上げ工事など3万円~5万円
ユニットバス設置※ユニットバスの商品代によって変動有り48万円~
合計90万円~

工事日数:6日程度 工事日程の例

日程
解体工事給排水配管土間打ちユニットバス設置大工工事内装仕上げ
電気配線配管接続電気接続


※土間打ちの翌日を養生期間として1日工事を空けることがあります。その場合、工事日数は7日となります。

ユニットバスの交換

参考に古いユニットバスから新しいユニットバスに交換する場合の費用と工事日数についても紹介します。


工事費用:90万円~ ※上限はユニットバスの商品代により変動します。

工種主な工事内容費用の目安
解体工事ユニットバスの解体処分、養生、片付けなど15万円~25万円
給排水配管工事給水管、排水管の配管、接続工事など4万円~10万円
電気工事換気扇のダクト配管、照明の配線工事など2万円~5万円
大工工事入口周りの壁下地工事など3万円~10万円
内装仕上げ工事クロス仕上げ工事など3万円~5万円
ユニットバス設置※ユニットバスの商品代によって変動有り48万円~
合計75万円~

工事日数:5日程度 工事日程の例

日程
解体工事給排水配管ユニットバス設置大工工事内装仕上げ
電気配線配管接続電気接続

古い家のお風呂をリフォームする際の注意点

古い家のお風呂をリフォームするときに気をつけてほしい点を紹介します。

洗面脱衣室のリフォームを合わせて検討する

お風呂をリフォームするときは、洗面脱衣室のリフォームや給湯器の交換、浴室の窓の入れ替えを合わせて検討するようにしてください。

お風呂を工事するときには、ユニットバスの入口周りを納めなければいけないので、洗面脱衣室側の壁に手を入れることになります。

また、洗面化粧台や洗面脱衣室もお風呂と同じように劣化しています。

合わせて工事を行うことで、ユニットバス入口周りをきれいに仕上げることができ、使い勝手のいい洗面脱衣室にすることができます。

給湯器の交換を合わせて検討する

給湯器は10年程度がメーカーが定める機器類の寿命です。
古い家のお風呂のリフォームを検討するタイミングであれば、給湯器も交換するタイミングになっているかもしれません。

給湯器の交換を合わせて検討するといいでしょう。

窓の交換を合わせて検討する

古いお風呂にある窓は、断熱性能に劣ります。
長い期間使っているので劣化もしているでしょう。

せっかくきれいに温かくなったユニットバスに古い窓が残っていると、見た目だけでなく、断熱性で十分に効果を発揮できない可能性があります。

ユニットバスを設置するのであれば、断熱性のある窓へのリフォームを合わせて検討してください。

まとめ

古い家のお風呂のリフォームについて、タイミングや費用などを解説しました。

以下のような制度を賢く利用し、リフォームを検討すると良いでしょう。

補助金制度を活用

お風呂をリフォームするときには、補助金制度を活用することができるかもしれません。
補助金を活用できれば、工事費用の負担が軽減されます。

リフォーム工事を行うタイミングで、国が行っている補助金制度などが展開されている必要がありますが、専門業者に見積りを依頼するときに補助金活用ができるか確認するようにしましょう。

複数業者へ相談する

古い家のお風呂のリフォームを検討しているのあれば、複数の専門業者に相談しましょう。

一つの会社では、工事内容や費用の正当性を判断できません。
複数の業者に見積りを依頼して、工事内容と費用が適正か判断するとともに、納得して依頼できる業者をみつけるようにしましょう。

古い家のお風呂をリフォームするときは、複数業者に見積りを依頼してください。
どこに依頼すればいいのか分からない方は、一括査定サイトを活用してください。
簡単に業者を探すことができます。

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